2017/11/20

前立腺炎の原因・症状「急性・慢性前立腺の薬・ツボなどでの治療法」

 

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今回は頻尿の原因の一つである「前立腺炎」についてお話したいと思います。

前立腺炎の原因とは

前立腺が炎症を起こす原因は大きく分けて2つです。

1つ目は細菌が感染して炎症を起こす「細菌性の前立腺炎」です。

尿道から、大腸菌やブドウ球菌、クラミジアや淋菌などが入り込んで前立腺を炎症させます。

どの菌が入り込んだかによって症状は変わってきますが、細菌が原因ということは変わりません。

2つ目は細菌以外が原因の「非細菌性の前立腺炎」です。

尿から細菌が検出されないにも関わらず前立腺炎の症状が軽く出ている場合にこのような診断結果になります。

また、一部の血行障害や排尿障害などが原因の場合もあると言われています。

急性細菌性前立腺炎の症状とは

細菌が原因で前立腺が炎症を起こしてしまうことを細菌性前立腺といいます。

急性細菌性前立腺炎(きゅうせいさいきんせいぜんりつえん)とは、この炎症が急に発症することを言います。

急性細菌性前立腺炎の症状は人によって様々ですが、最も多いのが頻尿の症状で、何度もトイレへ行きたくなったり、残尿感、排尿痛などといったことが起こります。

次に下腹部の痛みです。

チクチクした痛みや、鈍痛に悩まされることがあります。

下腹部の痛みは、膀胱付近に何かしらのトラブルが起きている証拠です。

また、急性前立腺炎の中でも分かりやすい症状は、38度以上の高熱がでることです。

他の前立腺炎はあまり熱がでませんが、急性前立腺炎の場合、40度もの高熱が出てしまう方もいます。

熱や頻尿の症状が出るため、不眠に悩まされたり、イライラ、疲労を感じることもあります。

これらの症状を放置していると尿の終りに血が混じる「血尿」や尿道から「膿」が出たりします。

中には血尿と膿が混ざってでる場合もあり、ここまでの症状が出てしまうと、悪化しすぎている状態になるため、入院する可能性もでてきます。

少しでも症状を感じたらすぐに病院へ行き、見てもらいましょう。

慢性細菌性前立腺炎と非細菌性慢性前立腺炎の症状とは

急性細菌性前立腺炎が治ったと思い、薬の服用を途中で止めてしまうと、前立腺の中の細菌が完全に排出されていないことがあります。

一時薬の効果で症状が和らいでも細菌は残っている可能性があるため、症状が再発します。

この行動の繰り返しが、「慢性細菌性前立腺炎(まんせいさいきんせいぜんりつせんえん)」の原因になっています。

気づかず症状が繰り返されていたり、急性のものよりも症状が穏やかで、高熱も出ないため気づいたら慢性化されていることがとても多いです。

慢性の前立腺でも1割程度しか慢性細菌性前立腺炎になる方はいません。

その他9割の慢性の前立腺の方は、尿の中に細菌は検出されない「非細菌性慢性前立腺炎(ひさいきんせいまんせいぜんりつせんえん)」です。

この病気は長時間、前立腺への刺激が加わり、血流が悪くなることが原因とされています。

ずっと座りぱなしの仕事や、長距離を運転するなど、長時間前立腺に刺激が加わる行動は、日常生活でとても多いです。

特に、長距離の移動でバイクや自転車を運転される方は、前立腺に負荷がかかりやすいので非細菌性慢性前立腺炎になりやすいです。

症状として細菌性前立腺炎と同様、頻尿や残尿感、下腹部に加え足の付け根などに痛みがあります。

無症候性炎症性前立腺炎の症状とは?

頻尿や残尿感などの症状がないため自覚症状がありません。

健康診断やたまたま他の病気で尿検査をした際に「前立腺炎」と診断されることを無症候性炎症性前立腺炎(むしょうこうせいえんしょうせいぜんりつせんえん)といいます。

前立腺炎の治療と薬について

細菌性のもと非細菌性のものについては治療法、薬が変わってきます。

急性細菌性前立腺炎と慢性細菌性前立腺炎の場合、細菌が原因の為、それぞれの細菌に対した抗生物質を服用する治療になります。

細菌を尿と一緒に体外へ排出することが何より大切になってくるので、水分を多くとり、排尿を増やすことも治療につながります。

非細菌性慢性前立腺炎の場合は、前立腺への長時間の刺激を避けることが大切です。

長時間座っている状態で同じ姿勢を極力避けるため、合間合間に適度な運動を心がけましょう。

寒さや冷えなども血行が悪くなり、前立腺へ負荷がかかるため身体を冷やさないのも治療の一つです。

また、非細菌性慢性前立腺炎は細菌が検査で見つからなかっただけというケースもあるため、一応抗生物質が処方されるケースもあります。

無症候性炎症性前立腺炎の場合は頻尿や残尿感といった症状もなく、細菌も見つからないため、治療が行われません。

慢性前立腺炎の症状がある場合の射精について

前立腺は精液の一部を作っている場所です。

前立腺が炎症を起こしているのに射精をしても大丈夫か少し不安になると思います。

結論から言いますと、「自ら行う射精については問題ありません。」

さらに、前立腺炎の中でも細菌がいない「非細菌性」の場合は性行為も可能になります。

射精をすることで、前立腺内の分泌腺にたまっている「膿性分泌液」が排出されるため、週に1度は射精をした方がこの症状の治療につながるといわれています。

しかし、先ほどもお伝えしたとおり、「非細菌性」であることを必ず確認してください。

特に性感染の細菌が原因の細菌性前立腺炎の方の場合は、もし細菌が残っていると、パートナーにも再度感染の恐れがあります。

性感染の細菌はお互いがきちんと治療後細菌がなくなっていることを確認した上で性行為しましょう。

前立腺炎に効果的なツボとは

前立腺周辺の血行を良くすることが、前立腺炎の治療に効果的だと言われています。

血行を良くする方法として前立腺に効果のあるツボを押す、鍼をさす、お灸をすえるといったことをします。

また、前立腺炎による下腹部などの痛みも緩和されます。

前立腺炎(前立腺肥大症)に効果的なツボは「委陽(いよう)」「陰谷(いんこく)」「曲泉(きょくせん)」「大敦(だいとん)」「至陰(しいん)」「太衝(たいしょう)」の6つです。

各箇所についてはこちらをご覧ください。

起床時、就寝前はツボ押しに良いタイミングと言われています。

なるべくその時間帯を狙ってリラックスした状態で行いましょう。

前立腺炎の原因と症状まとめ

前立腺炎には大腸菌などの細菌が原因の細菌性と細菌以外が原因の非細菌性があります。

細菌性の症状の特徴は、頻尿、残尿感、下腹部の痛みがあります。

中でも急激に上記のような症状が起こるものを急性細菌性前立腺炎といい、急性の場合のみ、38度以上の高熱がでるのが特徴です。

更にこの症状が悪化すると血尿や膿がでます。

細菌性の症状が緩やかに続く場合は、慢性細菌性前立腺炎の可能性があります。

この2つの病気は抗生物質の服用で治すことが可能です。

非細菌性前立腺炎は前立腺へ長時間負荷がかかり、血流が悪くなることで起こります。

特例として前立腺炎の中でも治療の必要のない無症候性炎症性前立腺炎という病気もあります。

頻尿(夜間頻尿)の原因と症状について

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