過活動膀胱の原因・症状・薬「過活動膀胱の原因をしり治療する」

 

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膀胱の筋肉が勝手に縮んでしまう現象により、頻尿の症状が引き起こります。

これが過活動膀胱です。

過活動膀胱とは

過活動膀胱とは、膀胱の病気であり膀胱の筋肉が勝手に縮んでしまう現象により、頻尿の症状が引き起こります。

頻尿の原因はいくつもありますが、過活動膀胱が原因の場合は、尿検査をしてもがんや細菌の感染や炎症が見つかる訳ではありません。

膀胱は尿をためており、尿道が尿を出す為の通り道です。

通常、膀胱が収縮して尿を押し出し、尿道が門を開けて尿を通して排尿される流れになります。

尿をためている時 尿を出そうとする時
膀胱(排尿筋) ゆるむ 縮む
尿道(括約筋) しまる 開く

膀胱と尿道の関係については以下の記事で詳しくお話しています。

この様に、普段気にしていないだけで、実は排尿時には膀胱と尿道の絶妙なコンビネーションが必要なのです。

しかし、過活動膀胱になると膀胱が勝手に収縮してしまうので、尿が勝手に出てこようとしてしまうのです。

過活動膀胱の原因

過活動膀胱になる原因の多くは、まだはっきりしていないので研究が進んでいるところです。

現時点で分類すると以下の3つのポイントが過活動膀胱になる原因とされています。

過活動膀胱になる3つの原因

1.神経系のトラブルが原因の過活動膀胱

2.前立腺肥大症が原因となる過活動膀胱(男性)

3.中高年に多い原因不明な過活動膀胱(女性)

1.神経系のトラブルが原因の過活動膀胱

過活動膀胱の原因の1つ目として、神経系のトラブルが考えられます。

通尿、脳と膀胱は脊髄の神経を通じて連絡を取り合っています。

尿がたまってくると膀胱から脳へ「そろそろ尿がたまってきました」と連絡が行き、脳からは「まだ出さないでください」と膀胱へ連絡がいきます。

そして、トイレに行き排尿をする時には、脳から「出していいですよ」と膀胱へ連絡が行くことにより、膀胱が尿を出すために収縮して尿道を通り排尿されます。

この様に、脳からの連絡により膀胱は勝手に縮んで排尿をしてしまうことはありませんが、脳からの連絡が出されなかったり届かなかったりすると、膀胱はコントロール不能状態になってしまうのです。

神経系のトラブルにより、この伝達がうまくいかなくなってしまうことで、膀胱が勝手に収縮して頻尿状態になってしまうのです。

排尿をコントロールしている神経にトラブルが起きてしまう原因としては、脳血管障害(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血など)などの病気です。

2.前立腺肥大症が原因となる過活動膀胱(男性)

前立腺とは男性にしかない臓器であり、膀胱の出口から尿道の周りを包むように存在しています。

この前立腺が肥大してしまうことにより、膀胱の出口や尿道を圧迫してしまうことにより、尿が出にくい状況になります。

こうなると尿が出にくいので、膀胱に尿がたまっている状態が続き、たまっている尿を膀胱は出そうと無理をしている状況です。

その結果、膀胱の活動が異常に高まり、過活動膀胱になってしまうのです。

3.中高年に多い原因不明な過活動膀胱(女性)

ここまでに神経トラブル、前立腺肥大症が原因となる過活動膀胱についてお話させていただきましたが、実は過活動膀胱の原因で一番多いのが、この原因が特定できない突発性の過活動膀胱なのです。

この症状は一般的に女性に多くみられます。

膀胱の内側は粘膜に覆われていて、今まではこの粘膜は尿を外に通さないようにするために存在していると思われていました。

しかし、この粘膜にもたくさん神経があり、膀胱のふくらみや刺激を感知しているのです。

こういった神経が異常を起こすことにより、膀胱が過敏になり過活動膀胱になると考えられています。

過活動膀胱の症状

過活動膀胱の症状は、急に尿をしたくなるってことが挙げられます。(尿意切迫感)

過活動膀胱は、「尿をしたくなると我慢できない」「我慢できる時間が短い」「すぐにしないと漏れそうになる」という症状です。

なので、慌ててトイレに駆け込むことが増えますが、我慢が出来ずに尿漏れを起こすこともあります。

こういったことから、少しでも尿意を感じたらトイレに行く習慣がついてしまうので、結果として頻尿状態に陥ります。

過活動膀胱の症状に悩まされている患者さんの数は、決して少なくありません。

最近の調査では、40歳以上の日本人で12.4%(810万人)も過活動膀胱の症状に悩まされております。

過活動膀胱の治療・治療薬

治療法は膀胱の働きを正常に戻すことが必要となります。

主に、膀胱の異常な収縮を抑える抗コリン薬や、膀胱や尿道のはたらきを正常に戻す薬を、症状に合わせて飲むのが一般的です。

また、電気・磁気で膀胱や尿道の神経を刺激してはたらきを活発にさせ、排尿に対する働きを改善しようという治療もあります。

過活動膀胱の薬・市販薬

Titlodine(デトルシトールジェネリック)

有効成分の酒石酸トルテロジンを含有する過活動膀胱治療薬です。

尿の回数が増えたり、尿意を強く感じたり、無意識に尿が出たりする症状を改善します。

副作用が比較的少ないため、高齢者に対する第一選択薬です。

症状 過活動膀胱
価格 1,941円
容量 1箱28錠
対象 男女兼用

過活動膀胱のチェックリスト

軽度(0~7)、中等度(8~19)、重度(20~35)と判断してください。

0点 1点 2点
朝、起きてから寝るまでに何回排尿をしましたか? 7回以下 8~14回 15回以上
0点 1点 2点 3点
夜、寝てから起きるまでに何回尿をするために起きましたか? 0回 1回 2回 3回以上
0点 1点 2点 3点 4点 6点
急に尿がしたくなり我慢が難しいことがありましたか? なし 週1回未満 週1回以上 1日1回 1日2~4回 1日5回以上
0点 1点 2点 3点 4点 5点
急に尿がしたくなり我慢できず漏らすことがありましたか? なし 週1回未満 週1回以上 1日1回 1日2~4回 1日5回以上

参考:一般内科医のための高齢者排尿障害診療 … – 国立長寿医療研究センター

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