2017/11/20

排尿のメカニズム「膀胱・尿道・脳の関係でおしっこが出る」

 

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今回は、頻尿ではなく正常な排尿とはどういったものか?について詳しくお話しています。

私たちは普段、おしっこを我慢したり出したりと、当たり前の様にしています。

しかし、その陰では膀胱の筋肉(排尿筋)と、尿道の筋肉(括約筋)の息のあった連携プレーが大きな役割を果たしています。

ちなみに『泌尿器とは?「尿(おしっこ)が腎臓で作られ体の外へ出る流れ」』では、おしっこが出来る流れを紹介しています。

「膀胱の筋肉(排尿筋)」と「尿道の筋肉(括約筋)」の働き

尿をためている時 尿を出そうとする時
膀胱(排尿筋) ゆるむ 縮む
尿道(括約筋) しまる 開く

尿をためている時、膀胱の排尿筋はゆるんで膀胱を伸ばしている状態です。

この時、尿道の括約筋は逆に、尿がたまればたまるほど括約筋はどんどん締まっていきます。

こうして尿が漏れることを防いでいるのです。

逆に、尿を出そうとする時、これまで尿をせき止めていた尿道の括約筋は一気にゆるみ尿道を開きます。

そしてずっとゆるんでいた膀胱の排尿筋は縮みます。

この様に膀胱と尿道にある2つの筋肉は、反対の動きとして連携を取り、普段私たちが尿をためたり出したりすることができるようになっています。

尿が出ていく時の「脳」の働き

尿をタイミングよく出すための作業は、脳から脊髄にかけての神経が大切な働きをしています。

例えば、膀胱に尿が100ml~200mlほどたまってくると、膀胱にあるセンサーから「尿がたまってきました」という情報が出ます。

この情報は、膀胱の神経から脊髄を上って脳にまで伝わります。

これが「トイレに行きたくなってきた」という仕組みです。

次に、こういった「トイレに行きたくなってきた」という状況でも、私たちはトイレを我慢することが多くあります。

これは、脳から「まだトイレに行きませんよ」という指令が出て、これを膀胱がしっかりと受け止めているからです。

この指令が変わることがない限りは、膀胱は縮むことなく緩んだ状態、尿道は締まっている状態で尿をため続けます。

その後、私たちがトイレに行き尿を出そうとすると「出してよいですよ」と脳から脊髄を通って尿道や膀胱の神経へ伝わります。

この指令により、膀胱の排尿筋が縮み尿を押し出し、尿道の括約筋がゆるみ尿を出すことができるのです。

「正常な排尿」とは

ここまでお話させていただいた通り、膀胱(排尿筋)と尿道(括約筋)の連携プレーと、脳から脊髄を通り膀胱や尿道に命令を出す行為により、おしっこをためたり出したりできています。

これが排尿の流れです。

普段意識していませんが、健康的な排尿とは以下のことです。

これに当てはまらない場合は、頻尿の疑いもありますので注意が必要です。

正常な排尿

正常な排尿とは、膀胱に100ml~200mlたまると「そろそろトイレに行きたいな」という意識が生まれます。

この時に不快感はなく、トイレを我慢することができます。

更に我慢すると、少しずつトイレに行きたい気持ちが強くなり、トイレに向かいます。

トイレに入った時は「我慢できない」「漏れてしまう」という不快な感覚になることなく、自分の意思で尿を出すタイミングを決めることができます。

排尿時は、尿の勢いはよく、途切れることもなく出されます。

大体30秒以内に200ml~300mlの尿がでて、排尿が終わります。

排尿が終わると、尿が膀胱に残ることはなく、尿を出す前・出している間・出し終わった後も、不快な感覚はなく爽やかな気分が残ります。

こういった動作は、1日の起きているときに数回、夜眠っている間は行われません。

1日に排出される尿の量は、1リットル~1.5リットルほどです。

普段意識されていないと思いますが、こういった状態が尿を出す仕組みが健康に機能している状態と言えます。

頻尿(夜間頻尿)の原因と症状について

頻尿(夜間頻尿)の原因は様々であり、その症状も様々です。

頻尿(夜間頻尿)について、詳しくは以下でお話させていただいております。

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