【頻尿の原因・対策】頻尿と夜間頻尿の原因を知り対策する|尿ラボ
 

当サイトでは頻尿の原因・症状・対策方法について紹介しています。

頻尿とは日中の活動中に8回以上トイレに行く場合を「昼間頻尿」と言い、夜の寝ている間に1回以上トイレに行くことを「夜間頻尿」と言います。

正常 頻尿の疑い 頻尿
日中 4~7回 8~9回 10回以上
夜間 0回 1回 2回以上

頻尿とは「頻尿の8つの原因と症状」

頻尿の原因は一つではありませんので、その症状も様々であり、対策も数多くあります。

頻尿の8つの原因

  1. 過活動膀胱による頻尿
  2. 前立腺肥大症による頻尿(男性)
  3. 細菌感染が原因の頻尿(膀胱炎・尿道炎・前立腺炎)
  4. 炎症が原因の頻尿(間質性膀胱炎)
  5. 残尿が原因の頻尿
  6. 心因性による頻尿
  7. 高齢者(加齢)の頻尿
  8. がんが原因の頻尿

【頻尿の原因1】過活動膀胱による頻尿の症状

過活動膀胱は、膀胱の筋肉が勝手に縮んでしまう現象で突然トイレに行きたくなる症状です。

いつも排尿時には、膀胱が縮むことにより膀胱内にたまった尿が押し出されて尿道を通り出てきます。

なので、勝手に膀胱が縮んでしまうことにより「尿をしたくなると我慢できない」「尿を我慢できる時間が短い」「したくなったらすぐにしないと漏れてしまう」といった頻尿の症状を起こします。

過活動膀胱の3つの原因

  1. 神経系のトラブルが原因の過活動膀胱
  2. 前立腺肥大症が原因の過活動膀胱(男性)
  3. 原因不明の突発性の過活動膀胱(女性)

頻尿の原因は、細菌感染や炎症によるものが多いのですが、過活動膀胱の場合は、膀胱が勝手に縮むことから起きています。

過活動膀胱について詳しくは、以下でお話しております。

【頻尿の原因2】前立腺肥大症による頻尿の症状(男性)

中高年の男性で見られるもっとも多い頻尿の原因が、前立腺肥大症によるものです。

前立腺は男性にしかない臓器であり、尿がたまっている膀胱の出口から尿道の周りを包むように存在しています。

前立腺肥大症では、名前の通りこの前立腺が大きくなってしまい、膀胱の出口や尿道を狭めてしまうのです。

こういったことにより、「尿の出はじめが遅れる」「尿に勢いがない」「トイレに時間がかかる」「尿のキレが悪い」といった症状が起き、悪化すると尿が殆どでない尿閉の状態になることもあります。

こういった尿が出にくい状況になりながらも、膀胱は尿を出そうと無理な活動を続け、過活動膀胱になってしまうのです。

【頻尿の原因3】細菌感染が原因の頻尿の症状(膀胱炎・尿道炎・前立腺炎)

急に頻尿になる原因として最も多いのが、膀胱炎・尿道炎・前立腺炎と言われる病気です。

これらの病気は、膀胱・尿道・前立腺などの組織に最近が感染することにより起きます。

症状としては、強い尿意が起こり、トイレが近くなって、ときには尿漏れを起こします。

こういった細菌感染が原因となる頻尿の場合、排尿時に痛みがあったり、下腹部痛があったり、尿が濁るってことがあります。

膀胱炎

膀胱炎は尿道から大腸菌などの細菌が侵入することにより起きます。

男性より女性のが尿道が短いことや(男性:20cm~25cm、女性:3cm~5cm)肛門や膣が尿道口に近いことにより、細菌が侵入しやすいので、女性のが多くみられる病気です。

尿道炎

淋菌、クラミジア、大腸菌などの細菌が尿道に入って起こる感染症で、トイレが近くなること以外にも、尿道から分泌物が出る・排尿時に痛みを伴う、といった症状があります。

男性に多くみられる病気です。

前立腺炎

尿道から前立腺内に細菌が入って起こる感染症で、急性前立腺炎では、尿が近くなること以外にも、高熱・排尿時の痛みなどを伴います。

慢性の前立腺炎の場合は、陰部の不快感・残尿感などの症状が見られます。

【頻尿の原因4】炎症が原因の頻尿の症状(間質性膀胱炎)

検査で異常がないが、頻尿・膀胱の痛みがある場合、間質性膀胱炎の可能性があります。

間質性膀胱炎は、尿が出ている時より尿がたまっている時のが痛みを感じるのが特徴です。

また、痛みがないレベルでの間質性膀胱炎の場合の主な症状は頻尿です。

このケースだと過活動膀胱と症状が凄く似ているのですが、間質性膀胱炎の場合は、尿が少ししかたまっていない状況でも不快感がして、尿をしてもしばらくスッキリしないってのが特徴です。

過活動膀胱の場合は、尿意が急に来ますが排尿後はスッキリしています。

【頻尿の原因5】残尿・残尿感が原因の頻尿の症状

残尿・残尿感は1回で排尿できる量が減り、何度もトイレに行きたくなる状況です。

残尿・残尿感の原因は、尿道の通りが悪くなる病気によるもの、膀胱の活動によるものの2つに分けれられます。

前者の尿道の通りが悪くなる代表的な病気が、尿道狭窄(にょうどうきょさく)、男性特有の前立腺肥大症、前立腺がん、女性特有の膀胱炎などです。

後者の膀胱の活動は、脊椎(せきつい)の怪我の後遺症や糖尿病、子宮を摘出する手術により神経麻痺が起き、膀胱が弱くなってしまいます。

残尿感がある状態を放置すると、腎臓の機能が悪くなり、腎不全を起こす危険があるため早めに病院へ行きましょう。

【頻尿の原因6】心因性による頻尿の症状

症状が頻尿だけで、残尿感や排尿時の不快感がない場合は、心因性の頻尿が考えられます。

心因性の頻尿の場合は、仕事中や外出時の電車の中・会社の会議・エレベータの中・映画館など、トイレに行きたくなったらマズイって思ったタイミングなどで頻尿の症状を起こすことが多いです。

逆に、寝ている時や自宅でリラックスしているときには、こういった頻尿症状がおきません。

子供の頃の学芸会などで緊張した時に、トイレに行きたくなったりすることがあったかと思いますが、この様な状況下で尿意をもよおすという現象はたいていの人が経験しています。

これがエスカレートして、トイレの回数が増えてくると、仕事や日常生活に影響が出てきてしまいます。

ご自身が心因性の頻尿だと感じた場合は、日々のトイレにいった時間・場所・尿の量をメモして、ここまでにお伝えしたような関連性がないか確認してみるのも良いと思います。

なにかの病気により頻尿になっていたと思っていたが、案外仕事中や外出時だけ症状が出ている心因性の頻尿であるケースは非常に多いです。

【頻尿の原因7】高齢者(加齢)の頻尿の症状

トイレが近いと感じる人は、男性も女性も関係なく、年をとれば増えてきます。

高齢者に特に多い頻尿は、夜間頻尿です。

膀胱も年をとり、膀胱が年をとると少しずつ硬くなり、腎臓をはじめとする内蔵の機能もだんだん弱まってきます。

こういったことにより、膀胱で尿をたくさん溜めておけなくなってきたり、夜寝ている時に作られる尿量を減らす仕組みがうまく機能しなくなったりすることが原因です。

その他にも、脳血管障害や前立腺肥大症といった病気の影響を受けている場合や、利尿作用のあるお薬を服用していることなどが挙げられます。

【頻尿の原因8】がんが原因の頻尿の症状

膀胱がんや前立腺がんが頻尿の原因となることもあります。

膀胱がんは膀胱に炎症を起こしますので、あたかも単なる膀胱炎であるかのような症状がみられます。

血尿が出たりすると病院に行こうって思える方は多いと思いますが、症状が頻尿だけだと病院に行くほどでもないと思いがちです。

しかし、膀胱炎の症状が強い膀胱がんの場合、悪性のがんであることが多いので注意が必要です。

前立腺がんは症状が出にくいがんです。

症状が出た場合は、前立腺肥大症と同じように、尿が出にくい、トイレが近いといったことから始まります。

最近は血液検査で簡単に診断が出来るようになりましたので、トイレが近いと自覚のある男性は一度検査を受けることをおすすめします。

夜間頻尿とは「夜間頻尿の4つの原因と症状」

寝ている間にトイレに行きたくなり目が覚めてしまう症状を夜間頻尿と言います。

頻尿の定義

正常 頻尿の疑い 頻尿
日中 4~7回 8~9回 10回以上
夜間 0回 1回 2回以上

夜間頻尿とは、寝ている間にトイレに行きたくて目が覚めてしまうことを言います。

回数としては1回で「夜間頻尿の疑いあり」、2回以上の場合は「夜間頻尿」です。

夜間頻尿は、男女共に高齢になるほど増加します。

最近の調査では、50代で約60%、80代では90%異常の人が夜間に1回以上トイレに行くと回答されています。

昼間頻尿と夜間頻尿で排尿回数がかなり差があると思いますが、これは夜寝ている間に作られる尿の量が、日中に比べて少なくなるしくみがあるからです。

夜間頻尿の4つの原因と症状

1.尿の量が増えて夜間のトイレの回数が増える

2.一回で出る尿の量が少ないので夜間のトイレの回数が増える

3.睡眠トラブルにより夜間頻尿と勘違いをしてしまう

4.加齢による高齢の方の夜間頻尿

【夜間頻尿の原因1】尿の量が増えて夜間のトイレの回数が増える

夜間に尿量が増えてしまう理由は、以下の3つです。

  1. 加齢による内臓機能の低下
  2. 服用しているお薬による影響
  3. 無意識による水分のとりすぎ

1.加齢による内臓機能の低下

年をとるにしたがって、心臓や腎臓の機能が低下していきます。

そうするいと日中の活動量が多い時は、必要な量の尿を作るところまで力が回せなくなってきてしまいます。

この理由により、やむをえず活動量が少ない夜間にかけて尿を作るようになります。

また、年をとってくると、先ほどの腎臓で作られる尿を濃くする機能を調節している「抗利尿ホルモン」が十分に分泌されないようになり、夜間の尿の量が増えてしまいます。

2.服用しているお薬による影響

現在服用しているお薬に利尿作用がある場合があります。

例えば、高血圧に使われる降圧薬や心臓病に使われる強心剤などです。

服用しているお薬が原因になってしまう場合は、かかりつけのお医者さんに相談されるのが一番です。

3.無意識による水分のとりすぎ

単純な話ですが、無意識に水分を取り過ぎていることが原因による夜間頻尿です。

意外にこれが原因な場合も多く、自宅に長くいる女性や高齢者では少なくありません。

1日の尿の量は、成人で1ℓ~1.5ℓと言われていますが、中には2ℓ~3ℓもの尿をしている人がいます。

こういった場合は、水分のとり方を変えるだけで、夜間頻尿が改善されます。

また、糖尿病の患者さんの場合は、糖分が尿に出る時に水分も一緒になって出ていくので、夜間の尿量が増える場合もあります。

【夜間頻尿の原因2】一回で出る尿の量が少ないので夜間のトイレの回数が増える

一回に出る尿の量が減る理由は、以下の3つです。

  1. 過活動膀胱による夜間頻尿
  2. 残尿が原因となる夜間頻尿
  3. 小さくなった膀胱が原因の夜間頻尿

1.過活動膀胱による夜間頻尿

過活動膀胱とは、膀胱の病気であり膀胱の筋肉が勝手に縮んでしまう現象により、頻尿の症状が引き起こります。

トイレに行こうと思っていないのに、膀胱が勝手に収縮して尿を出そうとしてしまう症状があります。

なので、過活動膀胱になると、しょっちゅうトイレに行きたくなり、悪化するとトイレに間に合わなく尿漏れを起こしてしまいます。

こういった症状の過活動膀胱が、夜間頻尿を引き起こすことがよくあります。

2.残尿が原因となる夜間頻尿

前立腺肥大症(男性のみ)や糖尿病による神経障害を起こした膀胱は、尿が出し切れない状態となってしまいます。

これにより、一回に出せる尿の量が減ってしまうので、トイレに何度も行きたくなってしまいます。

前立腺肥大症の場合は、先ほどの過活動膀胱が併発する可能性がありますし、糖尿病の場合は夜間の尿量が増えたりするので、こういった病気から夜間頻尿が酷くなるケースは多いです。

3.小さくなった膀胱が原因の夜間頻尿

膀胱に尿がためられていますが、この膀胱が小さくなってしまったため、ためておける尿量が減って、その結果で夜間頻尿が起こることもあります。

膀胱が小さくなってしまう理由は以下の3つです。

  • 病気による膀胱の萎縮
  • 加齢による膀胱の萎縮
  • 手術による膀胱の萎縮

【夜間頻尿の原因3】睡眠トラブルにより夜間頻尿と勘違いをしてしまう

実際にはトイレに行きたくて起きた訳じゃないのに、トイレだと勘違いしてしまう場合です。

これは正確に言うと夜間頻尿ではありません。

眠りが浅い、夜寝ている間に起きてしまう、といった睡眠トラブルが原因で夜頻繁にトイレに行ってしまう状況です。

これは、本来は夜中に起きてしまったついでにトイレに行っているだけなのですが、尿意で目が覚めてしまったと思い込んでいるケースが多いです。

この可能性があると思った場合には、トイレにいった時間などをメモして、まずは自分に排尿トラブルはないことを自覚しましょう。

その上で、自然な睡眠リズムが取り戻せるように、日中に日光を浴びたり、軽い運動・ウォーキングなどをしてみましょう。

こういったことにより、睡眠が深くなり夜間のトイレの回数が減ることも確認されていますのでおすすめです。

また、高齢者の場合は睡眠が浅くなりがちです。

この原因は、メラトニンという睡眠を誘う物質の量が、年をとるにつれて減っていくことが挙げられます。

【夜間頻尿の原因4】加齢による高齢の方の夜間頻尿

高齢者の夜間頻尿の原因は、複数の原因が重なって引き起こされている場合が多いです。

1つ1つの原因をつきとめて、適切な治療を行うことが大切です。

高齢者の夜間頻尿の原因は様々で、ここまでに紹介したことが色々と関わってきます。

  • 内蔵機能の低下
  • 服用しているお薬の影響
  • 生活習慣が原因
  • 病気による影響
  • 膀胱の委縮
  • 睡眠が浅くなる

夜間頻尿について、以下で詳しくお話しております。

頻尿の対策「薬・検査・手術・ツボでの治療」

頻尿の対策・改善方法についてお話していきたいと思います。

頻尿の対策・改善方法を4つに分けてお話いたします。

頻尿の4つの対策

  1. 薬(薬剤)での治療
  2. 病院での検査
  3. 手術や電気・磁気治療
  4. 体操・ツボでの治療

【頻尿の対策1】薬(薬剤)での治療

頻尿の薬は「抗コリン薬・抗生物質・膀胱平滑筋弛緩薬」とあります。

頻尿の薬「抗コリン薬」

膀胱を収縮させる命令はアセチルコリンという物質によって行なわれています。

抗コリン薬を服用することにより、アセチルコリンの働きを抑えます。

アセチルコリンの働きを抑えることにより、膀胱の異常な収縮を抑え、膀胱を通常の働きに戻す効果があります。

抗コリン薬は、頻尿症状、過活動膀胱の症状が出ている方などに処方されますが、もともとはトイレまで間に合わず漏らしてしまう切迫性尿失禁の方の治療のために作られた薬でした。

また、尿路結石や胆石などでの痛みを緩和させる種類もあります。

頻尿の薬「抗生物質」

頻尿の最も原因となっている膀胱炎や、尿道炎、前立腺炎などは、細菌感染によって炎症が起きます。

膀胱、尿道、前立腺が細菌に感染するとその部分から脳に向けて強い刺激が送られ、少量の尿だけで、トイレへ行きたくなる頻尿の症状がでます。

細菌が原因のこのような症状には菌を殺すために抗生物質(抗菌薬)の服用が効果的です。

細菌感染後1日から数日以内に症状が出始め、同時に排尿痛や下腹部の痛み、尿が細菌によって濁りはじめます。

尿検査を行い、原因となっている菌を特定し、その菌にあった抗生物質を服用することにより、数日以内に症状が和らぎます。

抗生物質を服用する際、頻尿の症状は細菌が原因なのか、細菌にあった抗生物質が処方されているかが治療するポイントとして重要になります。

頻尿の薬「膀胱平滑筋弛緩薬」

膀胱にたくさん尿を入れるため、膀胱の筋肉を緩める薬を膀胱平滑筋弛緩薬(ぼうこうへいかつきんしかんやく)といいます。

その中でも、フラボキサート(ブラダロン)は、膀胱の平滑筋に直接働きかけ、筋肉を緩める効果があります。

こちらの薬は、抗コリン薬と比べて効き目はゆっくりですが、その分副作用は少ないため、安心して服用できます。

薬(薬剤)での治療については、以下で詳しくお話しております。

【頻尿の対策2】病院での検査

まずは「気軽に受けれる痛みのない検査」についてです。

尿検査

頻尿の症状がある方は、必ずと言っていいほど尿検査を行います。

トイレで自ら尿を採取し、提出するのみの簡単な検査になります。

超音波検査

体の調べたい部分の表面に超音波のでる器具をあてることで、臓器の形や大きさ、動きが分かります。

この検査により、膀胱に残っている尿の量を計測したり、膀胱の中に腫瘍がないか確認することができます。

尿細胞診

血尿が見られた方はガンが疑われるため、尿中の細胞の中に悪性のがん細胞があるかどうかをこの検査で調べます。

この検査によって60〜85%の精密度で判定することができます。

尿流測定

尿流測定では尿の勢い、量が正常であるが分かります。

専用の器械がついたトイレで排尿をすることで、出始めから終わりまでの尿量、尿の勢い、排尿までにかかった時間を細かく測ることができます。

次に「少し辛いが専門的な検査」についてです。

ウロダイナミクス検査法

膀胱への尿の溜まり具合、排尿時の尿の出し方など総合的に調べる検査方法になります。

ウロダイナミクス検査の項目は全部で6つになります。

尿流検査

上記と同じです。

膀胱内圧検査

蓄尿時、排尿時の膀胱の伸び縮みが正常にできているかを調べる検査になります。

尿道から膀胱へカテーテル(管)を入れ、そこから膀胱に向けて水を流し入れます。

尿道内圧検査

尿道の締める力を調べる検査になります。

膀胱内圧検査と同様、安静にした状態で尿道にカテーテルを入れ、ゆっくりと引くことで、膀胱から受けている圧を測定します。

尿漏出時圧検査

膀胱に人工的に水を入れ、さらに膀胱か直腸にお腹の圧を測るカテーテルを入れ、自分自身で服圧をかけます。

わざと尿漏れを起こすことによって、膀胱やお腹の尿漏れ瞬間の圧力を測ります。

尿道括約筋・筋電図検査

筋電図という筋肉が通常の働きをしているか分かる機械を尿道付近の皮膚に付けて検査します。

尿道括約筋・筋電図検査を行うことにより、蓄尿時から排尿時までの尿道括約筋の働きが分かります。

内圧尿流検査

排尿時に膀胱や尿道に原因があるかを調べることができます。

圧を調べることができるカテーテルを膀胱内に設置すると同時に尿流検査を行います。

内視鏡検査

尿道から膀胱にかけて、内視鏡を入れ状態を確認する検査です。

尿道、膀胱の炎症や腫瘍があった場合、尿道炎、膀胱炎やがんの疑い、膀胱内に結石が見つかると、膀胱結石などといった頻尿の原因が内視鏡検査を行うことにより分かります。

病院での検査については、以下で詳しくお話しております。

【頻尿の対策3】手術や電気・磁気治療

頻尿の症状が悪化している場合には、原因にあった手術が必要になります。

前立腺肥大が原因の頻尿手術「経尿道的前立腺切除術(TUR-P)」

男性特有の病気である前立腺肥大症は、40代50代の方に多く見られます。

前立腺が小さかったり、尿道の圧迫が無い方は薬での服用で改善されますが、肥大が大きい方、頻尿の症状が重い方は、手術が必要になります。

経尿道的前立腺切除術(TURP)では、尿道から内視鏡を入れ、水を流しながら前立腺の中心部を削り、肥大の原因となっっている良性の腫瘍を取り除きます。

膀胱を広げる手術「膀胱拡大術」

膀胱拡大術は、薬や自己治療、電気や磁気刺激法でにより十分な改善が見られなかった場合の最終手段になります。

膀胱は頻尿状態が続いたり、炎症が続くと膀胱自体の大きさが小さくなってしまうことがあります。

そのような症状を、回腸や小腸を使って膀胱そのものを大きくし、尿量を増やす改善策になります。

膀胱拡大術は心身ともに負荷がかかるくらい大きな手術になり、術後は、自己導尿といって自分で尿を排出しなければなりません。

そのためあまりこの手術を受ける方は少ないです。

電気・磁気による治療

この治療法はメスも薬も一切使わない治療法になります。

頻尿や過活動膀胱により切迫性尿失禁の頻度が高い方は、排尿をコントロールする神経に異常が生じているます。

この神経の働きを高めるために、骨盤底内の膀胱や尿道に電気や磁気をあて、刺激をあたえます。

これらの方法は、海外では広く認識されているものの、日本では正式に認可されていません。

そのため、薬での治療に十分な効果が得られない場合に行われることが多く、治療を受けられる医療施設に限りがあります。

手術や電気・磁気治療については、以下で詳しくお話しております。

【頻尿の対策4】体操・ツボでの治療

頻尿は初期の段階であれば、自分で症状を改善することができます。

頻尿対策を日頃から行っていれば、辛い頻尿に悩まされることも少なくなってきます。

膀胱の訓練「膀胱を元の大きさに戻す」

おしっこを我慢すると頻尿症状が悪化する恐れや、漏らしてしまう不安からこまめにトイレへ行く癖がついてしまいます。

しかし、頻尿症状が初期段階であれば、逆に尿を溜める訓練をすることで症状が軽減されます。

(膀胱は伸び縮みする臓器です)

膀胱に尿が溜まる時間が短くなると、膀胱自体が段々と小さくなり、膀胱の内容量が減ってしまうので、トイレを我慢することにより膀胱に尿を溜めて元の大きさに戻すことが効果的です。

尿道の訓練「体操で骨盤底筋を締める」

骨盤底は、子宮や腸、膀胱を支えているとても大切な部分です。

骨盤底には骨がなく、骨盤底筋群により臓器が下に下がり落ちないように支えています。

肛門、膣、尿道は骨盤底筋の中を貫通している為、排泄や出産に重要な部分になっています。

そのため、骨盤底筋が緩んでしまうと、くしゃみなどのちょっとした衝撃で尿道の締まりが緩み、尿漏れしてしまう恐れがあります。このことを腹圧性尿失禁と言います。

上記動画のトレーニングで、骨盤底筋を締めることにより頻尿が軽減される効果があります。

排尿習慣の訓練「規則正しい排尿習慣を身につける」

定期的にトイレへ行くことで規則正しい排尿習慣を身につけることで、膀胱に尿が溜まる前にトイレへ行くことを防ぐことができます。

排尿習慣訓練は、上記の2つと違い、体の機能を整えるのではなく、自分がトイレへ行くタイミングのタイムスケジュールを立てます。

事前にトイレへ行くタイミングが自分で理解することができるため、尿漏れすることはなくなります。

特に高齢者の方は、排尿習慣訓練を行うことで、トイレに行くことを忘れたり、トイレへの移動中などに間に合わず漏れてしまう機能性尿失禁や切迫性失禁を防ぐことができます。

膀胱・尿道(骨盤底筋)・排尿習慣の訓練については、以下で詳しくお話しております。

ツボでの治療

前立腺周辺の血行を良くすることが、前立腺炎の治療に効果的だと言われています。

前立腺炎(前立腺肥大症)に効果的なツボは「委陽(いよう)」「陰谷(いんこく)」「曲泉(きょくせん)」「大敦(だいとん)」「至陰(しいん)」「太衝(たいしょう)」の6つです。

各箇所についてはこちらをご覧ください。

起床時、就寝前はツボ押しに良いタイミングと言われていますので、なるべくその時間帯を狙ってリラックスした状態で行いましょう。

男性と女性の頻尿の違い「体験談で紹介」

頻尿の原因と対策は男性と女性で変わってきます。

頻尿の原因の違いで対策方法は変わってきますし、頻尿の原因は男性と女性で変わってきます。

酷い尿意に悩まされる人、尿の出が悪いので何度もトイレに行く人、尿を出す時や尿をためている時に不快感や痛みを感じる人もいます。

  • 「急性膀胱炎」による頻尿
  • 「前立腺肥大症」による頻尿
  • 「過活動膀胱」による頻尿
  • 「心因性」の頻尿
  • 「間質性膀胱炎」による頻尿
  • 「糖尿病」による夜間頻尿
  • 「高齢者」の夜間頻尿
  • 「脳梗塞」後の頻尿

この様な頻尿の原因によって起きた症状を、以下で体験談でお話しております。

 

頻尿を改善させるため覚えておきたい「排尿の知識」

頻尿の原因は様々なので、排尿のメカニズムを知り頻尿対策に役立てましょう。

尿が体内で作られてから、体外へ出ていくまでの仕組みを簡単にお話します。

尿を作り、蓄え、体の外に出す器官「泌尿器」

尿を作り、蓄え、体の外に出すまでの道すじをつかさどっている器官を「泌尿器」と呼びます。

泌尿器

  • 腎臓:尿を作るところ
  • 尿管:作られた尿を膀胱へ運ぶ管
  • 膀胱:尿をためているところ
  • 尿道:膀胱にたまった尿を体の外に出す管

腎臓:尿を作るところ

腎臓はウエストあたりにあり背骨を挟んで左右に1つずつあり、大きさは握りこぶしぐらいでそら豆の様な形をしています。

腎臓の役割は「血液の成分や量がいつも同じ状態に保たれるようバランスを取る」ことです。

尿管:作られた尿を膀胱へ運ぶ管

腎臓で作られた尿は、腎杯(じんぱい)という部分で受け取られ、腎盂(じんう)と呼ばれる場所に一時的に集められます。

腎盂にたまった尿は、尿管へ流れていきます。

膀胱:尿をためているところ

尿管を流れてきた尿を蓄える器官が膀胱です。

膀胱は袋の形をしていて、内側は水を通さないように粘膜で覆われています。

外側は排尿筋と呼ばれる筋肉がぐるりと取り巻いております。

この排尿筋は、尿が膀胱にたまっている間はゆるんでいますので、膀胱が広がりたくさんの尿をためておけることができるのです。

尿道:膀胱にたまった尿を体の外に出す管

膀胱にたまった尿を体の外に出す管を尿道と言います。

尿道の長さは男女で差があり、男性の尿道は、20cm~25cmくらいあり、膀胱のすぐ下では前立腺の中を貫いていて、女性の尿道は、男性と比べると短く3cm~5cmほどです。

尿道は、ただ単に尿の通り道って訳ではなく、尿道の途中には尿道括約筋(にょうどうかつやくきん)と呼ばれる筋肉があり、この筋肉がバルブ(栓)の役割をしています。

尿を出さない時は、このバルブが閉じている状態で、トイレに行き用を足そうとするとバルブが開き、尿がでるようになっています。

泌尿器について詳しくは、以下でお話しております。

膀胱・尿道・脳の関係でおしっこが出る「排尿のメカニズム」

次に、頻尿ではなく正常な排尿とはどういったものか?についてです。

私たちは普段、おしっこを我慢したり出したりと、当たり前の様にしています。

しかし、その陰では膀胱の筋肉(排尿筋)と、尿道の筋肉(括約筋)の息のあった連携プレーが大きな役割を果たしています。

「膀胱の筋肉(排尿筋)」と「尿道の筋肉(括約筋)」の働き

尿をためている時 尿を出そうとする時
膀胱(排尿筋) ゆるむ 縮む
尿道(括約筋) しまる 開く

尿をためている時、膀胱の排尿筋はゆるんで膀胱を伸ばしている状態です。

この時、尿道の括約筋は逆に、尿がたまればたまるほど括約筋はどんどん締まっていきます。

こうして尿が漏れることを防いでいるのです。

逆に、尿を出そうとする時、これまで尿をせき止めていた尿道の括約筋は一気にゆるみ尿道を開きます。

そしてずっとゆるんでいた膀胱の排尿筋は縮みます。

この様に膀胱と尿道にある2つの筋肉は、反対の動きとして連携を取り、普段私たちが尿をためたり出したりすることができるようになっています。

尿が出ていく時の「脳」の働き

例えば、膀胱に尿が100ml~200mlほどたまってくると、膀胱にあるセンサーから「尿がたまってきました」という情報が出ます。

この情報は、膀胱の神経から脊髄を上って脳にまで伝わります。

これが「トイレに行きたくなってきた」という仕組みです。

次に、こういった「トイレに行きたくなってきた」という状況でも、私たちはトイレを我慢することが多くありますが、これは脳から「まだトイレに行きませんよ」という指令が出て、これを膀胱がしっかりと受け止めているからです。

この指令が変わることがない限りは、膀胱は縮むことなく緩んだ状態、尿道は締まっている状態で尿をため続けます。

その後、私たちがトイレに行き尿を出そうとすると「出してよいですよ」と脳から脊髄を通って尿道や膀胱の神経へ伝わりますので、膀胱の排尿筋が縮み尿を押し出し、尿道の括約筋がゆるみ尿を出すことができるのです。

排尿のメカニズムについて詳しくは、以下でお話しております。

頻尿・夜間頻尿の原因と対策のまとめ

最後に、あなたの頻尿の度合いを調べる問診票をご確認ください。

頻尿・尿漏れのレベルチェックまとめ

点数が高い程、頻尿・尿漏れの症状は進行しています。

自分が頻尿の症状が初期症状である場合、サプリや体操などで経過を見るのも良いでしょう。

症状が重い場合は、すぐに病院を受診し早期治療を心がけましょう。

頻尿のチェック -問診票-

0点 1点 2点
朝、起きてから寝るまでに何回排尿をしましたか? 7回以下 8~10回 11回以上
夜、寝てから起きるまでに何回尿をするために起きましたか? 0~1回 2回 3回以上

続いて、以下の症状があったかご確認ください。

0点 1点 2点
急に尿がしたくなり、我慢が難しい なし 時々 毎回
我慢できずに、尿が漏れる なし 時々 毎回
咳や歩くときに、尿が漏れる なし 時々 毎回
尿の勢いが弱い なし 時々 毎回
膀胱・尿道に痛みや不快感がある なし 時々 毎回
尿をする時に力を入れる なし 時々 毎回
尿をした後、残尿感がある なし 時々 毎回

続きまして、生活の質についての質問です。

0点 1点 2点 3点 4点 5点 6点
現在の状況がずっと続くとしたらどう思いますか? とても満足 満足 ほぼ満足 どちらもでない やや不満 不満 とても不満

尿失禁のチェック -問診票-

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朝、起きてから寝るまでに何回排尿をしましたか? 7回以下 8~9回 10回 11~14回 15回以上
夜、寝てから起きるまでに何回尿をするために起きましたか? 0回 1回 2回 3回 4回以上
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急に尿がしたくなり我慢が難しいことがありましたか?(1日で) なし 1回未満 1回 2~4回 5回以上
何回くらい尿漏れを起こしましたか?(1日で) なし 1回未満 1回 2~4回 5回以上
何回くらいパッドを変えましたか?(1日で) なし 1回未満 1回 2~4回 5回以上
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急に尿がしたくなり我慢できず漏らすことがありましたか? なし たまに 時々 しばしば いつも
咳や歩いた時に尿が漏れましたか? なし たまに 時々 しばしば いつも
気づかないうちに尿が漏れていましたか? なし たまに 時々 しばしば いつも

頻尿・尿漏れのレベルチェックについて詳しくは、以下でお話しております。